概要
『クトゥルフ神話ガイドブック 20世紀の恐怖神話』は、朱鷺田祐介が2004年に新紀元社から刊行したクトゥルフ神話の解説書です。ラヴクラフトの生涯と創作の経緯から説き起こし、神話がどのように体系化されていったか、そして小説・映画・漫画・ゲームといったメディアを横断してどう広がっていったかを、比較的長い分量(約300ページ)で通観しています。
このサイトで紹介する理由
当サイトの中心的な価値は「ラヴクラフト原典(1917-1937)」「ダーレス以降の拡張(1939-)」「TRPGによる拡張(1981-)」という三層を分けて記録することにあります。本書はまさにこの三層——神話の成立からダーレスによる体系化、日本での受容までの流れ——を一冊で追える構成になっており、個別記事を横断して読んだ後の「歴史の地図」として参照しやすい一冊です。
こんな読者におすすめ
神格や作品を個別に知るだけでなく、「なぜクトゥルフ神話というジャンルがこの形になったのか」という成立史・伝播史に関心がある方に向いています。なお2020年には朱鷺田祐介による改訂版(新紀元社、ISBN 978-4-7753-1847-8)も刊行されており、より新しい情報を求める場合はそちらも選択肢になります。





