概要
『クトゥルフ神話TRPG』は、1981年に米国で発表されたTRPG「Call of Cthulhu」第6版の日本語版基本ルールブックです。エンターブレインより2004年に発売され、B5判368ページにわたって探索者(プレイヤーキャラクター)の作成方法から、キーパー(進行役)が知っておくべきルールまでを収録しています。1890年代・1920年代・現代(1990年代)という3つの時代設定に対応しており、いずれの時代でも探索者を作成してプレイできる構成です。シリーズ累計70万部を超えるロングセラーで、日本におけるクトゥルフ神話TRPGの普及を支えてきた一冊です。
内容と特徴
本書は、クトゥルフ神話TRPGとはどのようなゲームかという基本設計から、探索者の能力値決定、技能の割り振り、戦闘や正気度(SAN値)の扱いといった進行ルールまで、プレイに必要な情報を一冊にまとめています。1890年代のヴィクトリア朝、1920年代のジャズ・エイジ、そして発売当時の現代である1990年代という3つの時代を選んで遊べる点が特徴で、時代ごとに探索者の職業例や入手できる装備も変わってきます。2004年の発売以降、日本国内で数多くのサプリメントやシナリオ集がこの第6版ルールをベースに刊行されており、本書はそうした関連書籍を読み解くための土台にもなっています。なお2019年には全面改稿された第7版『新クトゥルフ神話TRPG ルールブック』も発売されており、どちらの版で遊ぶかは第6版と第7版はどう違う?を参考に検討するとよいでしょう。
どんな人におすすめか
クトゥルフ神話TRPGの世界に足を踏み入れるなら、まず本書を手元に置く必要があります。第6版のサプリメントやシナリオは基本的に本書のルールを前提に書かれているため、第6版で遊ぶと決めたなら最初に揃えるべき一冊です。まだどちらの版で始めるか迷っている方は、どのクトゥルフ神話TRPGから始める?で全体像を確認してから購入を検討することをおすすめします。

