概要
キーパー(Keeper of Arcane Lore、略称KP)は、クトゥルフ神話TRPGにおける進行役の呼称である。シナリオを把握し、探索者(プレイヤーキャラクター)以外のあらゆる登場人物・怪異を演じ、判定の難易度やルールの解釈を裁定する。他のTRPGでいう「ゲームマスター(GM)」にあたる役割だが、「秘められた知識の守人」を意味するこの呼び方は、クトゥルフ神話TRPG(1981年)に特有のものである。
役割
公式の定義では、キーパーは他のプレイヤーのためにゲームを進行し、必要に応じてルールを適用する役割とされている[1]。判定のたびに細かな裁定も担い、たとえば状況が有利・不利なときにボーナスダイスやペナルティダイスを与えるかどうかは、キーパーが状況を見て決める[2]。
キャンペーン全体を通してシナリオの選定・進行・NPCの演技・怪異の描写を担うため、他のTRPGのGMと比べても裁量の幅が大きい役割だとされる。初めてキーパーを務める人向けの実践的な準備については、初めてキーパー(KP)をやる人へで扱っている。
よくある誤解
Q. 「GM」と「KP」は別のルールなのですか?
A. いいえ。役割そのものはTRPG全般の「ゲームマスター(GM)」と同一で、クトゥルフ神話TRPGではこれを「キーパー」と呼ぶ、という呼称の違いにすぎない。文脈によっては「GM」という表現がそのまま使われることもある。
出典
- [1] 一人のプレイヤーが「Keeper of Arcane Lore(略してKeeper)」と呼ばれる進行役を務め、他のプレイヤーのためにゲームを進行し、必要に応じてルールを適用する。残りの全員が Investigators of the Unknown(探索者)を演じる。巻末では同じ役割を「レフェリーであり語り手」とも説明している — Chaosium『Call of Cthulhu 7th Edition Quick-Start Rules』(CHA23131) p.6「Overview」, 公式無料PDF(2026年8月26日確認) ↩
- [2] 状況が判定を助けたり妨げたりするとき、キーパーはボーナス・ダイスまたはペナルティ・ダイスを与えることがある — 同書 p.11「Bonus and Penalty Dice」, 公式無料PDF(2026年8月26日確認) ↩
次に読むなら
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