ゲーム

Depersonalization(人格解体)

クトゥルフ神話TRPGの雰囲気を再現したシナリオ集型RPG『Depersonalization(人格解体)』を紹介。

公開作成AI支援で作成

誤りの指摘・訂正依頼と編集方針は運営者情報へ。

入手する

※価格・在庫・対応環境の詳細は必ずリンク先でご確認ください。

概要

『Depersonalization(人格解体)』は、MeowNatureが開発しGamirror Gamesがパブリッシングを手がけるPC(Steam)向けRPGです。2022年12月に早期アクセスを開始し、2024年8月8日に正式リリースされました(報道時点の定価は2,300円)。公式の説明によれば本作は「クトゥルフ神話の世界観に基づいて創作されたロールプレイングゲーム」であり、章ごとに独立した物語を収めていく「物語集」スタイルを採っています。プレイヤーは時の流れを超えた図書館に身を置き、そこに収蔵された各シナリオへ探索者として入り込んでいく構成です。収録内容は探索型シナリオを中心に大型シナリオ『カサンドラのブラックカーニバル』などが順次追加され、ゲームテキストの総量は66万字に達するとされています。さらにエディターでオリジナルシナリオを作成・公開できる創作モードを備え、Steamワークショップにも対応。インターフェイスと字幕は日本語を含む4言語に対応しています。

クトゥルフ神話との関係

本作の最大の特徴は、小説としてのクトゥルフ神話ではなく「クトゥルフ神話TRPG」の卓を囲む体験そのものをデジタルで再現しようとしている点です。公式ページも「これはクトゥルフ神話TRPGの雰囲気を持つゲームです」と明言しており、各シナリオでは探索者として手がかりを収集し、ダイス判定を行い、成功と失敗のランダム性に翻弄されながら真相に近づいて(あるいは遠ざかって)いきます。舞台装置として置かれた「時の流れを超えた図書館」は、あらゆる時間と場所の物語が一箇所に収蔵されるという点で、時空を超越するヨグ=ソトース的な意匠を思わせる枠組みであり、個々のシナリオは怪奇趣味からグロテスクな不気味さまで神話的恐怖の色調で貫かれています。禁忌の知識を獲得すれば魔術が敵を倒す鍵となる一方で思わぬ副作用が待つという設計も、知識と代償を等価交換させる神話TRPGの伝統に忠実です。

独自の要素・原典との違い

TRPGのデジタル化としては、戦闘だけでなく「賄賂を渡す」「窃盗する」「なだめる」といった社会的な行動選択で物語展開が変わる自由度の高さ、隠密や威嚇による戦闘回避など、キーパーとの掛け合いに近い柔軟さを一人用ゲームに落とし込んでいる点が独特です。エンディングやキャラクター特性、呪文、アーティファクトの収集要素はゲーム的な反復性を担保し、創作モードとワークショップは「シナリオを書いて回す」というTRPG文化の核心部分までも取り込んでいます。原典小説の読書体験とも、シナリオが固定された一本道ADVとも異なり、「卓のランダム性」を残したまま一人で神話シナリオを回せることが本作の存在意義であり、公式が述べる通りTRPG初心者がセッションの流れを掴む入門としても機能します。実際に卓を囲む正気度チェックの緊張感を知る経験者にも、ソロで気軽に「もう一卓」を立てられるツールとして紹介できる一本です。

公式トレーラー
出典: Steam公式トレーラー「宣传视频8月9日_en」 ストアページ ↗

続きを辿る

記事URLをコピーしました