概要
隠密(Stealth)は、「探索者の気づかれずに起こす行動の成否を判定する時に使う技能」[1]である。視線から隠れる、隠れたまま移動する、追跡者から隠れる、忍び歩きをする、奇襲に使う、といった「気づかれたくない」場面全般で用いられる[1]。7版で新設された技能で、それ以前は第6版の〈隠れる(Hide)〉〈忍び歩き(Sneak)〉という2つの独立した技能が担っていた役割を、単一の技能に統合したものである[1]。
対抗ロールで振られやすい技能
隠密が対抗する相手は、行動の種類によって異なる。「隠れる」動作に対しては〈目星〉または〈聞き耳〉が、「忍び歩き」動作に対しては〈聞き耳〉が、それぞれ対抗技能となる[1]。追跡している相手を振り切ろうとする場合は、相手の〈追跡〉技能が対抗技能になる[1]。同じ「隠密」という一つの技能値で、場面ごとに異なる相手技能と対抗することになる。
第6版と第7版での違い
最大の違いは、技能そのものの統廃合である。6版では〈隠れる〉〈忍び歩き〉がそれぞれ初期値10%の独立した技能として存在し(本サイトの探索者シート作成ツールも、6版準拠のこの2技能をそのまま採用している)、状況に応じて使い分ける必要があった。7版ではこの2技能が統合され、「隠密技能のみで処理することができ」[1]、判定がシンプルになった。なお、統合後の隠密単体の初期値については、本記事が参照した情報源に明記がなかったため、正確な数値は公式ルールブックを参照してほしい。
よくある勘違い
Q. 隠密さえ高ければ、常に見つからずに行動できる?
A. いいえ。隠密は対抗ロールの技能であり、値の高さは相対的な有利さでしかない。相手の〈目星〉〈聞き耳〉〈追跡〉が高ければ、隠密側が高い値を持っていても対抗ロールで負けることは十分にありうる。また、視覚的に隠れる場面と、足音を殺す場面、追っ手を撒く場面とでは相手の技能が異なるため、「隠密が高いから常に安全」とは言い切れない。
実例・用例
- 物陰に身を潜め、通りかかるNPCの視線を避ける[1]。
- 足音を殺してそっと廊下を移動する[1]。
- 尾行している相手に気づかれないよう距離を保つ[1]。
- 眠っている怪異に近づき、奇襲を仕掛ける[1]。
- 追ってくる何かを振り切ろうとする(相手の〈追跡〉技能と対抗)[1]。
出典
- [1] 「探索者の気づかれずに起こす行動の成否を判定する時に使う技能の一つです。6版までは「隠れる(Hide)」と「忍び歩き(Sneak)」という個別の技能でしたが、7版この2つが統合され、効率よく扱えるように隠密技能となっています」「隠れる対抗技能:聞き耳または目星」「忍び歩き対抗技能:聞き耳」「追跡を躱す対抗技能:追跡」 ― 「隠密とは|隠れる・忍び歩きを統合したクトゥルフ神話TRPGの技能」TRPG JAPAN ↩
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