概念 — OPPOSED ROLL

対抗ロール

TRPG

探索者同士、あるいは探索者とNPCが互いに競り合う場面で用いる、双方が技能ロールを行い成功度を比較する判定方式。

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概要

対抗ロール(Opposed Roll)は、探索者同士、あるいは探索者とNPCが互いに競り合う場面――取っ組み合い、綱引き、隠れ鬼、交渉の駆け引きなど――で用いる判定方式である。片方だけが技能ロールを行う通常の判定と異なり、両者が同時に技能ロールを行い、その結果(成功度)を比較して勝敗を決める点が特徴である[1]。近接戦闘(格闘・組み付きなど)における基本の判定方式でもある[1]

基本ルール

手順はシンプルで、両者がそれぞれ関連する技能(または特性値)でロールを行い、通常の判定と同様に「決定的成功 > 極限成功 > 困難な成功 > 通常の成功 > 失敗」の成功度を算出する。より高い成功度を出した側が勝利する。両者の成功度が同じ場合は、1d100を振り合い、より低い出目を出した側が勝利する[2]

戦闘以外の場面でNPCと探索者が対抗ロールを行う際は、キーパーは乱用を避けるべきだとされる。一方が明確に有利な状況であれば、対抗ロールを経ずに結果を決めてよいとされている[1]

プッシュロールとの関係

通常の技能ロールは、失敗した場合に一定のリスクを負って再挑戦する「プッシュロール」が可能だが、対抗ロールはプッシュロールの対象外とされている[3]。両者が同時に競り合う性質上、片方だけがやり直せる仕組みにはなじまないためと考えられる。

よくある誤解

Q. 対抗ロールは常に両者が同じ技能でロールするのですか?

A. いいえ。取っ組み合いなら双方が〈格闘〉、隠れる側と探す側なら〈隠れる〉対〈目星〉のように、状況に応じて双方が異なる技能を用いることも多い。重要なのは技能の種類の一致ではなく、双方が成功度を算出して比較するという判定方式そのものである。

出典

  • [1] “There may be times…when you wish for both sides to roll dice to determine a victor. Opposed rolls are the standard for melee combat…Outside of combat, the Keeper should avoid using opposed rolls between non-player characters and investigators.”(訳: 「双方にダイスを振らせて勝者を決めたい場面がある……対抗ロールは近接戦闘における標準的な判定方式である。……戦闘以外では、キーパーはNPCと探索者の間で対抗ロールを多用することは避けるべきである」) — Call of Cthulhu 7th Edition Rules, trpgline.com(第7版ルール要約)
  • [2] “Success levels are then compared, with critical success beating extreme success, extreme beating hard, hard beating regular…If both parties tie…roll 1D100, lower roll wins.”(訳: 「双方の成功度を比較し、決定的成功は極限成功に勝り、極限成功は困難な成功に勝り、困難な成功は通常の成功に勝る……両者が同点の場合は1D100を振り、出目の低い方が勝利する」) — 同上, trpgline.com
  • [3] “Opposed skill rolls cannot be pushed.”(訳: 「対抗技能ロールはプッシュ(再挑戦)できない」) — 同上, trpgline.com

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