概要
『Masks of Nyarlathotep』は、Chaosiumが刊行するCall of Cthulhuの看板キャンペーンです。1984年に初版が発売され、2018年に第7版として全面刷新(2巻本・600頁超)されました。ニューヨークの富豪の焼死事件を発端に、投資家一族の依頼を受けた調査員たちがエジプト・ケニア・上海・オーストラリア・ペルーなど世界5大陸を巡る超大作シナリオです。
クトゥルフ神話との関係
タイトルの「仮面(Masks)」が示す通り、ナイアーラトホテプの化身が各地で正体を隠して暗躍し、人類文明を破滅へ導く壮大な陰謀の糸を手繰り寄せていく構成です。地域ごとに全く異なる化身・カルトが登場するため、ナイアーラトホテプという神格そのものの「千の顔を持つ」性質を、キャンペーン構造そのもので体現しています。
独自の要素・原典との違い
ENnie賞を受賞し、Goodreadsでも第7版が4.70/5(124件)という高評価を得ています。TRPGファンの間では「Call of Cthulhuキャンペーン設計の規範」と称されることが多い一方、分量が膨大でゲームマスター側の準備負担が非常に大きいことも広く知られており、初心者にはハードルの高い作品として扱われます。


