概要
『クトゥルフテック』は、Wildfireが制作し2007年に初版が刊行されたSFホラーTRPGです。クトゥルフ神話と日本のロボットアニメ風の巨大メカを融合させた意欲作で、独自システム「Framewerk」を採用しています。デザイナーはマシュー・グラウとフレイザー・マッケイ。版元はEOS PressからMongoose、Catalyst、Sandstormへと変遷し、のちにWildfire自身が独立して展開を続けました。
クトゥルフ神話との関係
舞台は2085年の地球。人類は「イーオン戦争」と呼ばれる全地球規模の戦乱のさなかにあり、人類から作られた種族ナッザディの侵攻と合流、ミ=ゴによる第二の侵略、ダゴン秘密教団などのカルトの暗躍が描かれます。戦争の名はネクロノミコンの一節「奇怪な永劫のもとには死すらも死に絶えん」に由来し、正気を蝕む魔術など神話の要素が未来社会の隅々に織り込まれています。
独自の要素・原典との違い
コズミックホラーと『新世紀エヴァンゲリオン』などに代表されるメカアニメの文法を正面から掛け合わせた世界観が最大の特徴です。プレイヤーは人型メカのパイロットのほか、生体メカ「エンゲル」や共生体で変身する戦士「テイガー」も演じられます。人間とメカの戦闘を同一ルールで扱う工夫も施され、海外レビューでは設定の新鮮さが高く評価される一方、システム面には賛否両論があります。




