ブラン・マク・モーンは、ロバート・E・ハワードが生み出した、ローマ帝国末期のブリテン島を舞台とするピクト人最後の王です。「夜の末裔」(1931年発表)をはじめ「大地の虫」(1932年発表)など一連の作品に登場し、衰退しつつある種族を率いて古い盟約や失われた魔術に頼りながら抗う姿が描かれています。
これらのブラン・マク・モーン関連作品は、クトゥルフ、ヨグ=ソトース、ゴル=ゴロスといった神話由来の固有名詞が作中にさりげなく登場することから、しばしばクトゥルフ神話の一部として扱われます。特に「夜の末裔」では、頭部への打撃をきっかけに太古の前世を追体験する語り手を通じて、ピクト人以前からブリテン島に潜んでいたとされる爬虫類的な先住種族「夜の末裔」とブラン崇拝の残滓が語られ、ロバート・E・ハワードの創作と神話体系との接続点となっています。
関連語: 夜の末裔、ロバート・E・ハワードの生涯と創作



