概要
『Tesla vs Lovecraft』は、フィンランドの10tonsが開発・発売したトップダウン視点のツインスティックアリーナシューターで、2018年1月26日にPC向けに発売されました(その後PS4/PS5/Xbox One/Switch/iOSにも展開)。日本語インターフェース・字幕に対応しています。プレイヤーは発明家ニコラ・テスラを操作し、H・P・ラヴクラフトが呼び寄せた異形の怪物の大群と戦います。テスラは静電気エネルギーで巨大ロボット「テスラ・メカ」を強化し、瞬間移動などの特殊能力を駆使して敵を殲滅していきます。『Crimsonland』『Neon Chrome』を手がけた同スタジオらしい高速シューティングが持ち味で、2026年7月時点でSteamレビューは849件中89%が好評の「非常に好評」です。
クトゥルフ神話との関係
物語では、ラヴクラフト自身がクトゥルフに取り憑かれ、テスラの発明品を奪って異次元のゲートを開き、自身の作品に登場する怪物たちを現実世界に招き入れるという設定になっています。ラヴクラフト作品由来のクリーチャーが敵として多数登場し、コズミックホラー的な「人間の理解を超えた侵略者」というモチーフを下敷きにしつつ、テスラという実在の発明家を対抗者に据える改変歴史(オルタナティブヒストリー)ものとして再構築しています。
独自の要素・原典との違い
原典のクトゥルフ神話が基本的に人間の無力さと狂気を描くのに対し、本作は作家ラヴクラフトその人を「怪物を操る敵役」に転じ、テスラを迎撃するヒーローとして描くという大胆な役割の反転が最大の特徴です。ハイスピードなツインスティックシューティングとローグライト的な武器強化、最大4人までのローカル協力プレイに加え、スコアを競うサバイバルモードも搭載しており、恐怖よりもアーケード的な爽快感を前面に押し出した翻案となっています。



