ゲーム — Cthulhu Saves the World

Cthulhu Saves the World

封印された邪神クトゥルフが「真の英雄」を目指す、レトロJRPGパロディの快作。

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概要

『Cthulhu Saves the World』は、インディースタジオZeboyd Games(Zeboyd Digital Entertainment LLC)が開発・発売したレトロ16bit風のパロディJRPGです。もともとXbox Live Indie Gamesで2010年に発売され、Steam版は2011年7月13日にリリースされました。日本語には対応していません。Steamレビューは「非常に好評」で91%(2,998件、2026年7月時点)と高い支持を集めています。物語は、目覚めるタイミングを誤った邪神クトゥルフが、とある魔法使いによって力を封じられてしまうところから始まります。封印を解き、絶大な力を取り戻すためには「真の英雄」にならなければならないという皮肉な設定のもと、クトゥルフ自身が仲間を集めて世界を救う旅に出る、6〜10時間程度で遊べるコミカルな一作です。

クトゥルフ神話との関係

本作最大の特徴は、本来は人智を超えた恐怖の象徴であるクトゥルフを、旧支配者としての設定を保ったまま主人公=プレイアブルキャラクターに据えている点です。人間を圧倒的に凌駕する存在をあえて「勇者」のポジションに置くという構図は、ラヴクラフト作品が描いてきたコズミックホラー——人間の無力さの強調——を裏返しにしたブラックユーモアといえます。海外レビューでも、本作のネタは「ファイナルファンタジーのようなJRPGとラヴクラフトの著作の両方に親しんだ層にしか本当には伝わらない」と評されており、クトゥルフ神話への深い目配せが随所に仕込まれた作品です。

独自の要素・原典との違い

原典でクトゥルフは南太平洋の海底都市ルルイエに眠る、直視すら困難な旧支配者として描かれますが、本作ではその設定を保ちつつ、プレイヤーが操作し会話も交わす「主人公」へと大胆に転換しています。古典的なファイナルファンタジー的JRPGへのオマージュとパロディを両立させた作りで、レビューでは「馬鹿にしながらも敬意に満ちた」作品と評価されています。ハイランダーモードやスコアアタック、新キャラクターとボスを追加するリミックスモード「Cthulhu’s Angels」など、繰り返し遊べる要素も充実しており、原典の重厚な恐怖表現とは一線を画す、笑いを主眼に据えたクトゥルフ神話ゲームの代表格です。

公式トレーラー
出典: Steam公式トレーラー「Cthulhu Save the World Trailer」 ストアページ ↗

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