編集部注(拡張神話): クァチル・ウタウスはクラーク・アシュトン・スミスが自作の短編のために独自に創造した破壊の精霊で、H・P・ラヴクラフト存命期のパブリックドメイン原典(ラヴクラフト自身の作品)には登場しません。原文からの引用は行わず、公知の設定情報の要約のみで構成しています。
概要
触れたものすべてを瞬時に塵と化す、クラーク・アシュトン・スミス創造の破壊の精霊。禁書『カルナマゴスの遺言書』において「隠れ棲まう者の秘蔵の中で最も暗黒なるもの」と記される。
基本プロフィール
- 分類: 破壊の精霊(独自の宇宙的存在)
- 欧文表記: QUACHIL UTTAUS
- 創造者: クラーク・アシュトン・スミス
- 異称: 塵埃を踏み歩くもの(The Treader of the Dust)
性質と権能
触れる、あるいは近づくものすべてを瞬時に古びさせ、塵へと帰す力を持つとされる。時空を超えて対象に迫るとされ、一度その接近を許した者が逃れる術はないという。
由来と歴史
禁書『カルナマゴスの遺言書』にその記述があるとされ、「隠れ棲まう者の秘蔵の中で最も暗黒なるもの」と称される。好古家ジョン・セバスチャンがこの書物を読んだことでクァチル・ウタウス自身を呼び寄せてしまい、時空を超えて迫り来る同存在によってやがて塵へと帰していく――という筋立てで描かれる(詳細は「塵埃を踏み歩くもの」を参照)。
執筆背景と影響
スミス独自の破壊神クァチル・ウタウスを描いた作品で、Sandy Petersenの『Cthulhu Mythos』資料集をはじめとするTRPG・百科事典的ミソス編纂物に取り込まれ、以後広義のクトゥルフ神話大系の一柱として定着した。




