概要
難破船の財宝を記した瓶詰めの手紙をめぐる海洋冒険譚。ラヴクラフトが6歳前後の頃に書いたとされる、現存する最初期の物語の一つ。
作品情報
- 原題: The Little Glass Bottle
- 執筆・発表年: 1896-97年頃執筆/1959年発表(アーカムハウス版遺稿集『The Shuttered Room and Other Pieces』に初収録)
- 主題タグ: 6歳前後の幼少期の作品、瓶詰めの手紙という発端、悪ふざけと判明する落ち
あらすじ
ジョーンズ船長らが、1864年付「難破船に財宝あり」と記した瓶詰めの手紙と海図を発見する物語。船をチャーターし4週間かけて海図の指示地点へ向かうが、現地で回収した別の瓶に入っていた1880年付の手紙により、一連の出来事は匿名の人物による「悪ふざけ」と判明する。ただし仕掛け人は約束通り遠征費用として25ドルを残しており、ジョーンズは立腹しつつも実費の補填は受ける。
読みどころと注目テーマ
瓶詰めの手紙という古典的な発端、悪ふざけと判明する意外な落ち、幼少期の作品ながら伏線回収を備えた構成
執筆背景と影響
6歳前後の幼少期に書かれたとされる、現存する最初期の物語群の一つ。単純な海洋冒険譚ながら伏線回収の構成が見られる。


