概要
旗も船名もない謎の海賊船が村を襲う、12歳の頃に書かれたスケールの大きな海賊・冒険物。
作品情報
- 原題: The Mysterious Ship
- 執筆・発表年: 1902年執筆/1959年発表(アーカムハウス版遺稿集『The Shuttered Room and Other Pieces』に初収録)
- 主題タグ: 12歳の頃の作品、旗のない謎の海賊船、北極の地底洞窟への監禁
あらすじ
1847年春、旗も船名もない謎の海賊船が村ルーラルヴィルに現れ、地元の名士が姿を消す。船長マヌエル・ルエロ率いる海賊団は潜水艇を武器に、村や軍艦コンスティチューション号、マダガスカルなど各地から4人の男を拉致し、北極の「ノーマンズランド」の地底洞窟に監禁する。当局は張り込みの末に帰還した海賊団を急襲して人質を救出。被害者たちはそれぞれ英雄視や軍艦復帰、マダガスカル王位、船長就任という結末を迎え、ルエロはニューゲート監獄で処刑される。
読みどころと注目テーマ
旗のない謎の海賊船という発端、潜水艇を武器にした海賊団という先進性、被害者それぞれに異なる結末が用意される構成
執筆背景と影響
12歳の頃に書かれた作品で、地理的スケールの大きな海賊・冒険物として、後年の作品にも通じる旺盛な物語欲を示す。


