編集部注(スミス作品について): アヴェロワーニュはクラーク・アシュトン・スミスが創造した拡張神話的地名であり、H・P・ラヴクラフト自身の作品ではありません。スミス自身のアヴェロワーニュ連作の原文は当サイトでは確認できておらず、本記事はラヴクラフト自身の作品・評論の中でこの地に触れた2箇所(公式アーカイブで確認済み)のみを一次資料として使用し、それ以外の設定・年代・作品リストは「当サイトでは確認していない」ものとして扱っています。作品の日本語題は暫定訳であり、公式に定着した邦題ではありません(ただし「アヴェロワーニュの獣」「アゼダラクの聖性」「イルーニュの巨人」の3作は本サイト内に既存記事があり、その題を用いています)。
概要
アヴェロワーニュは、クラーク・アシュトン・スミスが創造した、中世フランスに位置するとされる架空の地方である。ラヴクラフト自身も、ヘイゼル・ヒールドとの合作「永劫より」の中で、アヴェロワーニュにある廃城「シャトー・フォースフラム(Château Faussesflammes)」に言及しており[1]、評論「文学における超自然の恐怖」では、スミスの作品世界を紹介する中でこの地を「中世フランスの、あの奇怪で吸血鬼に呪われた地」と評している[2]。スミス自身が書いたアヴェロワーニュ連作そのものの原文は、当サイトでは確認していない。
基本プロフィール
- 分類: 地名(中世フランスの架空地方)
- 欧文表記: AVEROIGNE
- 初出・出典: クラーク・アシュトン・スミスの連作短編・詩「アヴェロワーニュ・サイクル」。初出作品名・発表年・収録作品数の詳細は、当サイトでは確認していない。
- 地理設定: ラヴクラフトの言及からは、中世フランスに位置し、廃城シャトー・フォースフラムがあったとされることが確認できる[1]。それ以外の地理設定(街道・河川・都市名など)の詳細は、当サイトでは未確認のままである。
由来・モデル
アヴェロワーニュという名称の由来や、実在の地方がモデルになっているかどうかは、当サイトでは資料が乏しく判断を保留する。
歴史・年表
サイクルの成立経緯、作中の年代設定、およびスミスが未完のまま残したとされる構想群の詳細は、当サイトでは資料不足のため未確認。
性質・特徴
ラヴクラフトは、アヴェロワーニュを「中世フランスの、あの奇怪で吸血鬼に呪われた地」と評しており[2]、別作品では同地にある廃城シャトー・フォースフラムの地下納骨堂に触れている[1]。作中人物や道具立て(魔術師ガスパール・デュ・ノール、『エイボンの書』との関係、いわゆる「エイボンの指輪」など)、および後年の他作家による言及の詳細は、当サイトでは確認できておらず不明のままとなっている。
関連する人物・存在
- クラーク・アシュトン・スミス: アヴェロワーニュ・サイクルの作者。
- ハイパーボリア: 同じくスミスが創造した太古の大陸。両者を結び付けるとされる設定の詳細は、当サイトでは確認していない。
- エイボンの書: ハイパーボリアの魔術師エイボンが記したとされる禁書。アヴェロワーニュとの関わりの詳細については、当サイトでは扱いを保留する。
主要登場作と読みどころ
個々の作品の題名・発表年・内容については、当サイトでは一次資料を確認していない。このうち「アヴェロワーニュの獣」「アゼダラクの聖性」「イルーニュの巨人」の3作は、当サイト内に個別記事がある。
よくある誤解
Q. アヴェロワーニュは実在するフランスの地方がモデルですか?A. モデルとされる実在の地方の特定については、当サイトでは一次資料で確認していない。
Q. アヴェロワーニュはH・P・ラヴクラフト自身が創造した舞台ですか?A. いいえ。アヴェロワーニュはクラーク・アシュトン・スミスが独自に創造した舞台です。ラヴクラフト自身の作品には登場しませんが、合作「永劫より」の中でこの地に触れ[1]、評論「文学における超自然の恐怖」でもスミスの作品世界の一部として紹介しています[2]。
出典
主な参照資料(当サイトで原文を確認できたのは、以下のラヴクラフト自身の作品・評論2箇所のみです。英文+試訳で引用しています):
- [1] “…that of the strange objects and inexplicably preserved bodies found in crypts beneath the almost vanished and evilly famous ruins of Château Faussesflammes, in Averoigne, France…”(訳: 「……フランス、アヴェロワーニュにある、ほとんど消え去った悪名高い廃墟シャトー・フォースフラムの地下納骨堂で見つかった、奇怪な物品と不可解に保存された遺体……」) — H. P. Lovecraft for Hazel Heald, “Out of the Aeons”, 公式アーカイブ ↩
- [2] “…the fabulous, vampire-curst land of Averoigne in mediaeval France.”(訳: 「……中世フランスの、あの奇怪で吸血鬼に呪われた地アヴェロワーニュ」) — H. P. Lovecraft, “Supernatural Horror in Literature”, 公式アーカイブ ↩




