概要
『サンディ・ピーターセンの暗黒神話体系』は、クトゥルフの呼び声TRPGの生みの親サンディ・ピーターセンが手がけた、D&D第5版ルールでクトゥルフ神話を遊ぶためのサプリメントです。5e版の英語原書はPetersen Gamesから2018年に刊行された426ページのハードカバーで、日本語版は2022年9月に『サンディ・ピーターセンの暗黒神話体系 クトゥルフの呼び声TRPG』としてホビージャパンから発売されました。
クトゥルフ神話との関係
クトゥルフをはじめとする神格や神話クリーチャー100種以上をD&D第5版のデータとして収録し、新たな種族・クラス・呪文に加えて恐怖と狂気のルールを導入することで、英雄的なファンタジーRPGにコズミックホラーの手触りを持ち込みます。一般人の調査と破滅を描く本家クトゥルフの呼び声と異なり、冒険者が神話存在と正面から対峙する遊び方を提示している点に本書の立ち位置があります。
独自の要素・原典との違い
食屍鬼(グール)や幻夢境の猫、ズーグといった神話側の存在をプレイヤー種族として選べる点がユニークです。神格は複数の形態のデータを持ち、たとえ退けても放逐されるだけで完全には滅ぼせないなど、原典の「不滅性」をゲーム的に再現しています。日本語版には5e互換コアルール「フィフスエディションRPG」の別冊が付属し、本書だけで遊び始められる構成です。



