概要
セレファイスやウタールといった幻想的な都市が存在し[1][2]、猫の軍勢や食屍鬼[3]、夜鬼が独自の社会を形成している[4]。現実世界の物理法則ではなく、空想の強度や精神力が反映される。
基本プロフィール
- 分類: 概念
- 欧文表記: DREAMLANDS
- 初出・出典: 未知なるカダスを夢に求めて(1926–1927年執筆/1943年発表)
由来と歴史 / 詳細設定
ラヴクラフトが敬愛したファンタジー作家ロード・ダンセイニの影響を強く受けて創造された。初期の『ウルタールの猫』や中期の『未知なるカダスを夢に求めて』で精緻な地図が形作られ、ラヴクラフトのドリームランド(夢の国)と呼ばれる独立した世界観を構成している。
性質と影響
コズミック・ホラーの冷酷な現実世界と対比され、怪奇幻想と美的なワンダー(驚異)が同居する、豊かなダークファンタジーの舞台を提供する。
関連する用語
ランドルフ・カーター、セレファイス、夜鬼、ウルタールの猫、深淵
出典
- [1] “the splendid city of Celephaïs in Ooth-Nargai beyond the Tanarian Hills, where reigns half the year the great King Kuranes”(訳: 「タナリアン丘陵の彼方、ウース=ナルガイにある壮麗な都市セレファイス、そこでは一年の半分を偉大なる王クラネスが統べる」) — H. P. Lovecraft, “The Dream-Quest of Unknown Kadath”(1926–1927年執筆/1943年発表), hplovecraft.com ↩
- [2] “in Ulthar, according to an ancient and significant law, no man may kill a cat”(訳: 「ウルタールでは、古く重要な掟により、いかなる人間も猫を殺してはならない」) — 同上, hplovecraft.com ↩
- [3] “His vanished friend Richard Pickman had once introduced him to a ghoul, and he knew well their canine faces and slumping forms and unmentionable idiosyncrasies”(訳: 「行方知れずとなった友人リチャード・ピックマンはかつて彼を一匹の食屍鬼に引き合わせたことがあり、彼はその犬めいた顔、猫背の姿、口にするのも憚られる奇癖をよく知っていた」) — 同上, hplovecraft.com ↩
- [4] “they never spoke or laughed, and never smiled because they had no faces at all to smile with, but only a suggestive blankness”(訳: 「彼らは決して話さず笑わなかった。というのも彼らには微笑むための顔というものが一切なく、ただ何かを暗示するような虚無があるのみだったからだ」) — 同上(夜鬼の描写), hplovecraft.com ↩






