概要
『ウルタールの猫 ラヴクラフト傑作集』は田辺剛による漫画で、2024年5月11日よりKADOKAWAからビームコミックスとして刊行が開始された。原作は1920年発表の掌編「ウルタールの猫」で、夢幻境(ドリームランズ)を舞台とする作品群の一つ。
クトゥルフ神話との関係
スカイ川の向こうにある街ウルタールでは、なぜ猫を殺すことが禁じられているのか、その由来を語る物語。旅の一団が飼い猫を虐待したことをきっかけに、街中の猫たちが一斉に姿を消し、一夜にして恐るべき報いをもたらす。ラヴクラフト自身が愛猫家であったことを反映した作品として知られ、夢幻境という原作世界の一角を成す。
独自の要素・原典との違い
本作は手塚治虫文化賞マンガ大賞ノミネート、アイズナー賞候補、アングレーム国際漫画祭選出など高い評価を受けているシリーズの一冊で、静謐な文体で語られる原作の寓話性を、猫という被写体の質感描写に置き換えて表現している点が特徴。同時収録作の有無は巻によって異なるため、購入時に収録話数を確認するとよい。