編集部注(拡張神話): 本記事が扱う『ザントゥの石板』は、H・P・ラヴクラフト存命期のパブリックドメイン原典には登場しません。リン・カーターが1971年に発表した「墓に潜む者」で創造された、後年の拡張神話に属する禁書です。同作は現時点でパブリックドメインではないため、本記事は原文からの引用を行わず、公知の設定情報の要約のみで構成しています。
概要
アメリカの作家リン・カーターが、一連の短編群「ゾシック伝説群(Xothic Legend Cycle)」の端緒となった作品「墓に潜む者」で創造した架空の資料。失われた大陸ムーの魔道士ザントゥが遺したとされる石板群を翻訳したものという体裁を取る。
基本プロフィール
- 分類: 禁書(石板群)
- 欧文表記: THE ZANTHU TABLETS
- 初出・出典: リン・カーター「墓に潜む者(The Dweller in the Tomb)」(1971年)
由来と歴史 / 詳細設定
ゾシック伝説群の一作目にあたる本作で登場する石板群で、ムーの魔道士ザントゥが記したとされる。同じくカーターが創造した『ポナペ経典』と並び、太平洋圏の失われた文明を舞台とする神話体系を補強する資料として位置づけられ、「クトゥルフの子」の一体イソグタ(当サイトではythogthaとして拡張神話に分類。ラヴクラフト自身の原典には登場せず、ザントゥの石板と同じくカーターが創造した存在)への言及を含むとされる。
性質と影響
『ポナペ経典』と同様、クトゥルフ神話の地理的な広がりを太平洋・ムー大陸方面へ拡張する役割を担った。後年のクトゥルフ神話関連作品やテーブルトークRPGの設定でも、この系譜の禁書として紹介されることが多い。
関連する用語
ポナペ経典、イソグサ、ゾシック伝説群


