禁書 — PONAPE SCRIPTURE

ポナペ経典

ダーレス以降

太平洋の島ポナペで発見されたとされる、ガタノソア・イソグサ・ゾス=オムモグら「クトゥルフの子ら」に関する古代の刻文の翻訳書。

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編集部注(拡張神話): 本記事が扱う『ポナペ経典』は、H・P・ラヴクラフト存命期のパブリックドメイン原典には登場しません。リン・カーターが1970年代に発表した一連の作品群(「ゾシック伝説群」)で創造された、後年の拡張神話に属する禁書です。同作群は現時点でパブリックドメインではないため、本記事は原文からの引用を行わず、公知の設定情報の要約のみで構成しています。

概要

アメリカの作家リン・カーターが、自身の一連の短編群「ゾシック伝説群(Xothic Legend Cycle)」のために創造した架空の書物。太平洋の島ポナペで発見されたとされる古代の刻文を翻訳したものという設定で、クトゥルフの「子ら」とされるガタノソア・イソグサ・ゾス=オムモグにまつわる伝承が記されているとされる。

基本プロフィール

  • 分類: 禁書
  • 欧文表記: PONAPE SCRIPTURE
  • 初出・出典: リン・カーター「Out of the Ages」(1975年)ほかゾシック伝説群の作品(1970年代)

由来と歴史 / 詳細設定

ゾシック伝説群は、H・P・ラヴクラフトの「クトゥルフの呼び声」および代作「Out of the Eons」(ヘイゼル・ヒールド名義、1935年、当サイトでは原典読解カテゴリーのout-of-the-eonsとして収録済み)に登場するガタノソアを起点に、リン・カーターが1970年代に発表した一連の物語である。ガタノソア自体はラヴクラフト(の代作)による原典に登場する存在(当サイトではghatanothoaとしてオリジナル正典に分類済み)だが、その「兄弟」とされるイソグタ・ゾス=オムモグはラヴクラフトの原典には一切登場せず、カーターがゾシック伝説群で新たに創造した存在である(当サイトではythogthazoth-ommogとしていずれも拡張神話に分類)。『ポナペ経典』という書物そのものと、ガタノソアを含めた三神を「クトゥルフの子」とする系譜づけも、カーター独自の創作である。なお、リン・カーターの「Out of the Ages」とラヴクラフト/ヒールドの「Out of the Eons」は表題が酷似するが別の作品であり、混同しないよう注意されたい。

性質と影響

太平洋の失われた大陸ムーを舞台とする設定と結びつき、クトゥルフ神話の地理的・系譜的な広がりを拡張する役割を担った。後年のクトゥルフ神話関連作品やテーブルトークRPGの設定でも、太平洋圏の禁書として紹介されることが多い。

関連する用語

ガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグ、ザントゥの石板

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