外なる神 — XEXANOTH

ゼクサノス

原典

クラーク・アシュトン・スミス「アフォーゴモンの鎖」に登場する「潜みし混沌」。時の神アフォーゴモンと敵対する、秩序を乱す原初の混沌。

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ゼクサノス

「私は禁じられた供物を捧げ、「徘徊する混沌」ゼクサノスの名において、時の神に捧げられた連禱を逆さに唱え、混ぜ合わせて作られた忌まわしい儀式を、声高く詠唱した」

— クラーク・アシュトン・スミス「アフォーゴモンの鎖」("The Chain of Aforgomon", Weird Tales 1935年12月号)。ラヴクラフト自身の創造ではなく、この存在を創造したスミス自身の原典(パブリックドメイン)からの引用。姿そのものは物語中で描写されず、禁忌の儀式の中で名指される存在として提示される

概要

クラーク・アシュトン・スミスの短編「アフォーゴモンの鎖」に登場する存在。「潜みし混沌(Lurking Chaos)」の異名を持ち、時の神アフォーゴモンと対をなす、宇宙的な混沌そのものを体現する存在として描かれる。

基本プロフィール

性質と権能

作中では「アフォーゴモンに敵対する宇宙の主要な力」として言及される。物語の主人公カラスパは、時の秩序を司るアフォーゴモンの禁を破り、失われた過去の一瞬を取り戻そうとして「忌まわしき儀式」によりゼクサノスの名を呼び、その力を借りる。原文には「潜みし混沌、ゼクサノスの名において」という一節があり、この存在が時間律の外側にある無秩序な破壊力として位置づけられていることがわかる。

由来と歴史

カラスパによるゼクサノスの召喚は、時間の自然な法則を侵犯する行為であり、アフォーゴモンの領分への直接的な侵害となる。この禁忌を犯した代償として、カラスパは輪廻を越えて追跡され、罰を受け続けることになる——ゼクサノスの力を借りたことそのものが、物語全体を貫く因果応報の発端となっている。

執筆背景と影響

アフォーゴモンとゼクサノスという対の存在は、クラーク・アシュトン・スミスが得意とした「秩序と混沌」「時間の掟とそれを犯す者への罰」という主題を象徴する一対として案出されたとみられる。ゼクサノス自体は本作にしか登場しないが、アフォーゴモンという神格を理解するうえで欠かせない対概念として位置づけられる。

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