概要
『Cthulhu Dark』は、グラハム・ウォームズリーによる非常に軽量なルールのホラーTRPGです。判定はダイス1〜3個を振るだけというごく単純なシステムに絞り込まれており、準備や進行の負担を最小限にして、一晩で完結する短編セッションを遊ぶことに主眼が置かれています。
クトゥルフ神話との関係
本作が重視するのは、旧支配者や神話生物のカタログ的な再現よりも、「人間には抗いようのない何かに触れてしまった」という感覚そのものです。ルールを削ぎ落とすことで、プレイヤーの想像力と会話そのものが恐怖を生み出す主役になり、原典の持つ「説明できないからこそ恐ろしい」という本質に、システム面から接近しています。
独自の要素・原典との違い
技能リストやキャラクターシートに相当する要素がほとんど存在せず、探索者は「正気」「調査」「暴力」といった大まかな判定カテゴリーだけで行動します。この極端な軽量さは、多くの重厚なクトゥルフ系TRPGとは対照的なアプローチです。レビュー数は少ないものの評価は高く(Goodreads 4.03/5)、「ミニマルであることが恐怖の演出そのものになる」という逆説的な設計思想が高く評価されています。

