概要
『トレイル・オブ・クトゥルー』は、Pelgrane PressのGUMSHOEシステムを用いたホラーTRPGで、日本ではグループSNE・新紀元社から改訂版が刊行されています。1930年代を基本とした調査ホラーで、シナリオの核心となる手掛かりを技能ロールの成否に関わらず入手できる設計が特徴です。
クトゥルフ神話との関係
原典が持つ「調査を進めるほど恐怖の深淵に近づいていく」という感覚を、GUMSHOEシステムはゲームデザインの中核に据えています。旧支配者や神話生物、禁断の書物といった要素は他のクトゥルフ系TRPGと共通していますが、調査そのものへのストレスを減らし、恐怖演出とロールプレイに集中できるよう設計されている点が特徴です。
独自の要素・原典との違い
「Purist(純粋主義)」と「Pulp(パルプ)」という2つのプレイモードが用意されており、静かな絶望を志向する原典寄りの遊び方と、より活劇的な遊び方の双方に対応できます。Goodreadsでの評価は4.17/5(388件)で、手掛かりが確実に手に入る設計思想は高く評価される一方、原書・改訂版ともに情報量の多さと編集の重厚さが参入障壁になりやすい点が指摘されています。


