概要
『Delta Green: Agent’s Handbook』は、Arc Dream Publishingが刊行するTRPGで、現代アメリカの非公式な政府機関「デルタグリーン」の捜査官(エージェント)としてプレイヤーがプレイします。1920年代の古典的な世界観ではなく、現代を舞台にしている点が本作の大きな特徴です。
クトゥルフ神話との関係
旧支配者や神話生物の存在は本作でも重要な脅威ですが、それ以上に前景化されるのは「国家権力がその事実を知りながら隠蔽し続ける」という構造です。プレイヤーキャラクターは英雄的な探索者ではなく、家庭や仕事を抱えながら組織の命令で危険な任務に従事する「公務員」として描かれ、真実に触れても世界を救えないまま消耗していく展開が多くを占めます。
独自の要素・原典との違い
正気度の喪失に加え、任務が私生活や人間関係に与える影響を扱う「ホームシーン」という概念が特徴的です。戦闘は致死性が高く、力による解決が推奨されない設計になっています。Goodreadsでの評価は4.40/5(240件)と高水準で、「クトゥルフ神話を現代化した到達点」として、TRPGファンの間で評価が特に高い作品です。




