現実の出版物 — THE ENCYCLOPEDIA CTHULHIANA

エンサイクロペディア・クトゥルヒアナ

ダーレス以降

ダニエル・ハームズが著した、クトゥルフ神話の神格・種族・書物・地名を網羅する現実の事典。TRPG『クトゥルフの呼び声』の副読本としても知られる。

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編集部注(拡張神話): 本記事が扱う『エンサイクロペディア・クトゥルヒアナ』は、H・P・ラヴクラフトの創造した架空の存在そのものではなく、後年の作家・研究者ダニエル・ハームズが実際に著した現実の事典です。ラヴクラフト存命期のパブリックドメイン原典には登場せず、現時点でパブリックドメインでもないため、本記事は原文からの引用を行わず、公知の出版情報の要約のみで構成しています。

概要

アメリカの作家ダニエル・ハームズ(Daniel Harms)が著した、クトゥルフ神話の神格・種族・書物・地名・作家・作品などをアルファベット順に整理した現実の事典。ケイオシアム(Chaosium)社から刊行され、TRPG『クトゥルフの呼び声』のプレイヤー・キーパー双方にとって定番の副読本として広く参照されてきた。

出版の経緯

初版は1994年にChaosium社から刊行され、1998年には増補改訂された第2版が発行された。第2版は約400ページに及び、後に『The Cthulhu Mythos Encyclopedia』の書名でも知られる。ラヴクラフト自身の作品だけでなく、オーガスト・ダーレス、クラーク・アシュトン・スミス、ブライアン・ラムレイ、ラムジー・キャンベルら後続作家によって拡張された神話体系の要素も幅広く収録している点が特徴である。

内容の性質

神格・種族・魔道書・地名などの項目ごとに、初出作品・作者・作中での特徴を整理して解説する体裁を取り、単なるファン向け資料集にとどまらず、神話体系の出典を作品ごとに追跡できる参考文献としての性格を持つ。多くの研究者・ファンサイトがクトゥルフ神話関連項目の典拠として本書を引用している。

読みどころと注目テーマ

ラヴクラフト自身の原典と、ダーレス以降に拡張された「後年の神話」とを区別しつつ両方を収録する編集方針は、当サイトがcanon_layer(オリジナル正典/拡張神話)で行っている分類の考え方とも重なる部分がある。

執筆背景と影響

クトゥルフ神話が版元・作家をまたいで長年拡張され続けてきたことで生じた設定の錯綜を整理する需要から生まれた書物であり、TRPGのキーパー(ゲームマスター)が神話体系を参照する実用書としても、ファン・研究者が出典を確認する資料としても、長く版を重ねてきた。

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