禁書 — CULTES DES GOULES

屍食教典儀

原典

フランスのダレット伯爵が記したとされる、食屍鬼の生態と死霊魔術に関する邪悪な禁書。

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概要

フランス語で『食屍鬼の崇拝』。人間の死食(死体を食べること)の儀式や、食屍鬼に変貌する外科的・魔術的手続き、死者蘇生の術などが生々しく記載されている。

基本プロフィール

由来と歴史 / 詳細設定

ラヴクラフトの最年少の文通相手であったロバート・ブロック(映画『サイコ』の原作者)が創造した架空書物。ラヴクラフトが自身の『時間からの影』や『暗闇の悪魔』でネクロノミコンに並ぶ奇書として紹介し[2][3]、1702年にフランスで出版されたのちに教会の検閲によって焼却処分されたという詳細な設定が与えられた。

性質と影響

人間のモラルや死生観を侵食するグロテスクなオカルト伝承を神話に付与し、食屍鬼カルトのリアリティを補強する。

関連する用語

フランソワ・アンリ・バザン・ド・ダレット、食屍鬼、死者蘇生、星から訪れた獣

出典

  • [1] “Nobody in the common run of shops seemed ever to have heard of the frightful Necronomicon, the evil Book of Eibon, or the disquieting Cultes des Goules.”(訳: 「並みの書店の誰一人として、あの恐るべき『ネクロノミコン』、邪悪な『エイボンの書』、あるいは不穏な『屍食教典儀』について耳にしたことがある者はいないようだった」) — Robert Bloch, “The Shambler from the Stars”(1935年9月, Weird Tales), Wikisource
  • [2] “He had himself read many of them—a Latin version of the abhorred Necronomicon, the sinister Liber Ivonis, the infamous Cultes des Goules of Comte d’Erlette, the Unaussprechlichen Kulten of von Junzt, and old Ludvig Prinn’s hellish De Vermis Mysteriis.”(訳: 「彼自身、その多くを読んでいた——忌まわしき『ネクロノミコン』のラテン語版、不吉な『エイボンの書』、ダレット伯爵の悪名高き『屍食教典儀』、フォン・ユンツトの『無名祭祀書』、そして老練なルドヴィク・プリンの地獄めいた『妖蛆の秘密』」) — H. P. Lovecraft, “The Haunter of the Dark”(1935年), hplovecraft.com
  • [3] “There is tangible proof—in the form of marginal notes—that I went minutely through such things as the Comte d’Erlette’s Cultes des Goules, Ludvig Prinn’s De Vermis Mysteriis…”(訳: 「余白の書き込みという形の確かな証拠がある——私がダレット伯爵の『屍食教典儀』やルドヴィク・プリンの『妖蛆の秘密』といった書物を、細部まで読み込んでいたことを示す証拠が」) — H. P. Lovecraft, “The Shadow Out of Time”(1936年), hplovecraft.com

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