概要
『Moons of Madness』は、Rock Pocket GamesがFuncomの協力を得て開発した一人称アドベンチャーです。近未来の火星探査基地を舞台に、主人公の技術者が原因不明の通信途絶と、自らの精神に生じる異変の謎を追っていきます。
クトゥルフ神話との関係
SF設定でありながら、正体不明の存在による人間の認識の侵食、儀式めいた痕跡、そして「人類は宇宙で孤独ではないが、それは慰めにならない」という感覚など、コズミックホラーの核となる要素を色濃く受け継いでいます。火星という舞台設定は、ラヴクラフト作品に頻出する「未知の外宇宙」への恐怖を現代的に翻案したものと言えます。
独自の要素・原典との違い
パズルと探索を中心とした一人称視点の進行で、戦闘要素はほぼありません。基地内外を行き来しながら、次第に現実と幻覚の境界が曖昧になっていく演出が特徴です。簡易平均評価は6.7/10程度で、SFとラヴクラフト的恐怖を組み合わせた雰囲気作りは好意的に受け止められた一方、ゲームプレイの起伏の少なさや、終盤にかけて焦点がぼやける点が主な弱点として挙げられています。


