編集部注(拡張神話): 本記事が扱うイドラーは、H・P・ラヴクラフト存命期のパブリックドメイン原典には登場しません。1970年代のクトゥルフ神話系作家ウォルター・C・デビル・ジュニアによって創造された、後年の拡張神話に属する存在です。同作は現時点でパブリックドメインではないため、本記事は原文からの引用を行わず、公知の設定情報の要約のみで構成しています。なお、初出作品のタイトルについては複数の資料間で記載に食い違いがあり(「Predator」とする資料と「Where Yidhra Walks」〈1976年〉とする資料書誌が併存)、断定を避けています。
概要
後世の作家ウォルター・C・デビル・ジュニアによって創造された神格。「夢見る魔女(The Dream Witch)」の異名で知られ、若く美しい女性の姿を取ることが多いとされるが、その正体は捕食した生物の性質を取り込みながら地球創生期から生き続けてきたとされる、姿を変え続ける存在とされる。
基本プロフィール
- 分類: 外なる神(または旧支配者ともされる、資料間で分類に揺れがある)
- 欧文表記: YIDHRA
- 創造者: ウォルター・C・デビル・ジュニア(1970年代)
- 異称: 夢見る魔女(The Dream Witch)
性質と権能
地球上に微生物が誕生した頃から存在し続けているとされる不死の存在で、環境の変化に適応するため、捕食した生物の特徴を自らに取り込む能力を得たとされる。長い時間をかけて自身を複数の分身に分割し、それぞれが同じ意識を共有しているという設定が伝えられている。
由来と歴史
ミャンマー・チャド・ラオス・シュメール・ニューメキシコ・テキサスなど、世界各地に分散した熱心な信徒集団を持つとされる。信徒はイドラーと融合することで不死を得られるとされるが、その代償として自身もイドラーに似た性質を帯びていくとされる。豊穣と家畜の健康を約束する神としても信仰されるという。通常は魅力的な若い女性の姿という強力な幻影の奥に本当の姿を隠しているとされ、限られた信徒のみがその真の姿を見ることを許されるとされる。
執筆背景と後世の展開
デビルはラヴクラフトの神話体系と並行する独自の神話体系「ムランドス・サイクル」も創造した作家として知られ、イドラーはその周辺で発表された代表作の一つとされる。後年、複数のゲーム・メディア作品でも取り上げられるようになった。





