概要
アラベスク模様が刻まれた彫刻のある古い銀製の鍵[1]。物理的な錠前を開けるのではなく、夢と現実、そして多次元宇宙の障壁(門)を解除する精神的装置として機能する[2]。
基本プロフィール
- 分類: 概念
- 欧文表記: SILVER KEY
- 初出・出典: 銀の鍵(1926年執筆/1929年発表)
由来と歴史 / 詳細設定
カーター家が古くから保管していたもので、ランドルフ・カーターが幼少期の記憶を頼りに祖先の古い隠れ家から発見した[1]。彼はこの鍵を用いてドリームランドの奥深くへ旅立ち、最終的に『銀の鍵の門を越えて』においてヨグ=ソトースが待つ究極の時空境界へと到達した[3]。
性質と影響
単なる恐怖ではなく、宇宙の深淵なる美や、自己の存在意義を問う多次元的な自己超越のロマンを象徴する。
関連する用語
ランドルフ_カーター、銀の鍵の門を越えて、第一の門、ヨグ=ソトース
出典
- [1] “Inside, wrapped in a discoloured parchment, was a huge key of tarnished silver covered with cryptical arabesques; but of any legible explanation there was none.”(訳: 「中には、変色した羊皮紙に包まれて、謎めいたアラベスク模様に覆われた、変色した銀の大きな鍵があった。だが判読できる説明は何もなかった」) — H. P. Lovecraft, “The Silver Key”(1926年執筆/1929年発表), hplovecraft.com ↩
- [2] “That antique silver key, he said, would unlock the successive doors that bar our free march down the mighty corridors of space and time.”(訳: 「その古めかしい銀の鍵は、時空の壮大な回廊を自由に進むことを阻む幾重もの扉を開くだろう、と彼は言った」) — H. P. Lovecraft & E. Hoffmann Price, “Through the Gates of the Silver Key”(1934年発表), Wikisource/full) ↩
- [3] “It was perhaps that which certain secret cults of Earth had whispered of as Yog-Sothoth…”(訳: 「それはおそらく、地球のある秘密教団がヨグ=ソトースとして囁いてきたものだった……」) — H. P. Lovecraft & E. Hoffmann Price, “Through the Gates of the Silver Key”(1934年発表), Wikisource/full) ↩
次に読むなら
- 初出作品を読む → 「銀の鍵」
- 持ち主のランドルフ・カーターを知る → ランドルフ・カーター
- 鍵が通じる先、ドリームランドを知る → 夢の国
- 続編を読む → 「銀の鍵の門を越えて」






