小説 — THROUGH THE GATES OF THE SILVER KEY

銀の鍵の門を越えて

姿を消したランドルフ・カーターの遺産相続を巡る集会で、インドの導師が語る驚異の顛末——銀の鍵はカーターを、時間と空間を超えた「窮極の門」の彼方へと導いていた。

公開更新作成AI支援で作成

誤りの指摘・訂正依頼と編集方針は運営者情報へ。

銀の鍵の門を越えて

「我々が実体・現実と呼ぶものは影であり幻影であり、影・幻影と呼ぶものこそが実体・現実である」

— 「銀の鍵の門を越えて」(1934)

概要

銀の鍵』の直接の続編。E・ホフマン・プライスとの共作で、姿を消したランドルフ・カーターの遺産を巡る親族の集会の場に、インドの導師スワミ・チャンドラプトラが現れ、カーターの真の運命を語るという入れ子構造を取る。

作品情報

  • 執筆・発表年: 1932年10月〜1933年4月執筆/1934年7月発表(「ウィアード・テイルズ」誌)
  • 主題タグ: 窮極の門、多重人格としての宇宙的自己、遺産相続の集会

登場神格・用語

あらすじ

1928年10月7日に姿を消したランドルフ・カーターの遺産相続を巡り、親族たちがアーカムで集会を開く。そこに現れたインドの導師スワミ・チャンドラプトラは、カーターが銀の鍵によって「第一の門」を開き、時間と空間の外にある領域へ至った顛末を語り始める。かの地でカーターは、案内者「最も古きもの」ウムル・アト=タウィルに導かれ、さらに「窮極の門」を通過する。門の彼方でカーターは、自らが単一の人格ではなく、あらゆる時空に遍在する無数の「自己」の一断面に過ぎないことを悟る。導師はこの窮極の存在を、ある秘教がヨグ=ソトースと呼び、ユゴスの甲殻類が「彼方なるもの」と崇める存在に近いと説明する。

読みどころと注目テーマ

入れ子構造の語り、自己の多重性という哲学的恐怖、幾何学を超えた宇宙的存在の描写

執筆背景と影響

『銀の鍵』の哲学的な問いを、より直接的にクトゥルフ神話の宇宙論(ヨグ=ソトース)へと接続した続編。E・ホフマン・プライスとの共作であり、ラヴクラフトが他作家の草稿を大幅に書き直す形で完成させた経緯が知られている。

原典そのものを読むなら
定番の全集での紹介書籍 表紙
定番の全集で

ラヴクラフト作品を日本語の定訳でまとめて読みたいなら、創元推理文庫の全集(第1巻)から。全巻を通して主要作をほぼ網羅しています。

『ラヴクラフト全集1』をAmazonで見る ↗

※上記は広告リンク(アフィリエイト)です。

続きを辿る

記事URLをコピーしました