書物 — DE VERMIS MYSTERIIS

デ・ヴェルミス・ミステリイス

原典

「蟲の秘密」を意味する禁断の魔道書。異端審問でブリュッセルの火刑台に散った著者ルドヴィク・プリンの遺作。

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概要

ロバート・ブロック『星より来たりし者』に登場する架空の魔道書。ラテン語の原題「De Vermis Mysteriis」は「蟲の秘密(Mysteries of the Worm)」を意味し、後の多くの作家によって独自のクトゥルフ神話作品に引用される代表的な禁書の一つとなった。

基本プロフィール

  • 分類: 書物(魔道書)
  • 欧文表記: DE VERMIS MYSTERIIS(英題: Mysteries of the Worm)
  • 初出・出典: 星より来たりし者(Weird Tales 1935年9月号)
  • 著者: ルドヴィク・プリン(Ludvig Prinn)

由来と歴史 / 詳細設定

作中の語り手(パルプ作家志望の青年)は、古書店で鉄の金具に覆われた黒革表紙の大部の書物を発見し、手彫りの文字で刻まれた「De Vermis Mysteriis」、すなわち「蟲の秘密」の題を見出す。著者ルドヴィク・プリンは、魔女裁判が最も激しかった時代にブリュッセルで異端審問の火刑に処された人物とされ、語り手はこの書物の噂をかねてより耳にしていたと語る。

性質と影響

語り手はこの書に記された儀式文を用いて異次元の実体「星より来たりし者」を呼び出し、破滅的な結末を迎える。本作は、ラヴクラフトが翌1936年に本作へのオマージュとして『暗闇の悪魔』を執筆しブロックに捧げた経緯でも知られる作品であり、デ・ヴェルミス・ミステリイスはその後のミュトス作品群で繰り返し引用される定番の禁書群(ネクロノミコン無名祭祀書エイボンの書等)の一角を占めるに至った。

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