TRPGサプリメント — Call of Cthulhu: Innsmouth

Call of Cthulhu: Innsmouth

Chaosiumのクリエイティブディレクター、マイク・メイソン氏へのインタビューで、新サプリメント『Call of Cthulhu: Innsmouth』の設計思想が明らかになった。原典「インスマスの影」の語り手を信頼できない語り手として扱ってよいとする方針や、深きものどもに敵対以外の解釈を許す設計を、原典とどう向き合うかという観点から読み解く。2026年9月11日には同書のRoll20版(29.99ドル、100か所超のロケーションと200点超のトークン)と『Arkham』のFoundry VTT版の配信も始まり、中編一編の町が操作できるデータへ変換される過程もあわせて追う。

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※本記事の設計思想に関する記述は、TTRPG Insider(Christopher Hutton記者、2026年8月28日付)が伝えたマイク・メイソン氏へのインタビュー内容に基づく二次情報である。同記事には出典元自身による細部の誤り(後述)が見られたため、当サイトで確認できた事実と、記事側の記述をそのまま伝える部分とを区別して記載する。

概要

Chaosiumで「クトゥルフの呼び声(Call of Cthulhu)」のクリエイティブディレクターを務めるマイク・メイソン氏が、新サプリメント『Call of Cthulhu: Innsmouth』についてTTRPG Insiderの取材に応じ、原典「インスマスの影」との向き合い方に関わる設計思想を語った[1]。核心は、原典の語り手を「信頼できない語り手」として扱ってよいという方針と、深きものどもに敵対以外の解釈の余地を与えている点にある。

『Innsmouth』とはどんな製品か

Chaosium公式の製品ページによれば、『Call of Cthulhu: Innsmouth』は2026年7月22日発売、フルカラーハードカバー272ページ、ISBN 978-1-56882-585-4。著者にはマイク・メイソン氏のほか、Sean Branney・Andrew Leman・Kevin Ross・Keith Herberの名が並ぶ[2]。「Arkham Unveiled」シリーズの一冊で、Call of Cthulhu本体ルール(および任意でPulp Cthulhu)と組み合わせて使う設計になっている[2]。

内容は「腐敗した港町インスマスの決定版ガイド」を謳い、町とその周辺100か所以上の場所についての解説・伏線の種を収録。プレイヤー用とKeeper用それぞれの街路地図、主要な建物の見取り図、80名を超える登場人物・遭遇のプロフィールが収められている[2]。舞台は「19世紀にはマサチューセッツ沿岸で栄えた港町」であり、老いた船長オベド・マーシュが悪魔と契約を結んだと語られる、あの町である[2]。深きものどもや秘教教団「ダゴン秘密教団」についても、「まったく新しい、恐ろしい側面」を伴う詳細な設定が収録されているという[2]。

TTRPG Insiderの記事によれば、本作は自由度の高いサンドボックス型のリソース集で、2024年発行の『Arkham』サプリメントに続くミスカトニック・ヴァレー(架空の地域一帯)を舞台にした一冊である[1]。単独でも、『Arkham』と組み合わせても運用できるよう設計されており、探偵役・学究肌・「ゴーストバスター」的な立ち回りなど、様々なプレイスタイルに対応する筋立てのフックが用意されているという[1]。

なお、マイク・メイソン氏が「Call of Cthulhuクリエイティブディレクター、かつInnsmouthの主筆」であることは、Chaosium公式ブログが2026年6月21日に告知したAMA(質問募集企画)のページでも明記されており、TTRPG Insiderの記事とは独立に確認できる[3]。

著者クレジットに名を連ねるKeith Herber氏は、Chaosiumが1992年に刊行したインスマスの元祖サプリメント『Escape from Innsmouth』の執筆者でもあった。同書は、Herber氏が手がけた「Lovecraft Country」シリーズ——『Arkham Unveiled』(1990年)、『Return to Dunwich』(1991年)、『Kingsport』(1991年)に続く一冊である[4]。つまり2026年版『Innsmouth』は、34年前の同じ町を扱ったサプリメントの系譜を継ぐ一冊でもある。今回の「原典を疑ってよい」という新しい設計思想は、Chaosium自身が長年積み重ねてきたインスマス関連コンテンツの蓄積の上に据えられている。

「語り手は信頼できない」という設計

インタビューでメイソン氏は、原典「インスマスの影」の語り手について次のように述べたと報じられている。

“If you actually read the story closely, the narrator of Shadow over Innsmouth is potentially an unreliable narrator. So none of it could have happened, or part of it could have happened, or he could have imagined it all up. That leaves it completely flexible for you to play the version of Innsmouth you want to play and the story that you want to tell.” (訳:「実際に注意深く読めば、『インスマスの影』の語り手は信頼できない語り手である可能性がある。だから、何も起きなかったのかもしれないし、一部だけ起きたのかもしれないし、あるいは彼がすべてを想像しただけなのかもしれない。そのおかげで、あなたが遊びたいインスマス像、語りたい物語を、完全に自由に選べるようになっている」)[1]

つまりKeeper(進行役)は、原典で語られた出来事を「全部起きた」「一部だけ起きた」「語り手の妄想だった」のいずれとして扱うかを、卓ごとに選べる設計になっているという。メイソン氏は、設定を変えることで「新しいアイデアで物語を再活性化させ、自分の卓が望む形で物語を語り直せるようになる」とも語ったと伝えられている[1]。

この読み替えがどこまで及ぶのか

「信頼できない語り手」という読み方を素直に受け止めると、影響は思いのほか大きい。原典「インスマスの影」の結末で、語り手は自らの肉体に「インスマスの顔つき」と呼ばれる両生類的な変容が実際に現れ始めたことを自覚し、最終的には海底都市イハ=ンスレイで深きものどもとともに永遠の生を得る決意を固める。この結末は、単なる恐怖からの生還ではなく、語り手自身の身体という動かしがたい証拠に基づいた、恐怖の対象への同化として描かれてきた。

もし語り手の証言全体を「一部だけ起きた」「本人の想像だった」可能性として扱うなら、この身体の変容という、物語の結末そのものを支えている核心部分までもが解釈の対象になる。メイソン氏の発言は「深きものどもが実際にどんな存在か」という設定面の話にとどまらず、原典の結末が意味するものそのものまで、Keeperの裁量で書き換えられることを示唆している。これは、単に「怖がらせ方の選択肢を増やす」以上に踏み込んだ提案だと言える。

深きものどもの再解釈

同記事はさらに、深きものどもの扱いについても言及している。原典の中編は深きものどもを本質的に悪意ある存在として描いているが、『Innsmouth』はKeeperがその前提を維持することもできる一方で、深きものどもが人類を助けようとしている、あるいは争いを避けて平和的に生きたいだけ、さらには人類が資源を奪い続けてきた歴史から地球を守ろうとしている、といった解釈まで提示しているという(この部分は記事内でメイソン氏の直接の発言として引用符では示されていない、記者による要約である)[1]。

原典とどう向き合うかという設計思想

メイソン氏はまた、Innsmouthの物語のきっかけ(フック)について、「入り方も、物語の山場への辿り着き方も、複数の方法があるよう非常に柔軟に設計されている」と語ったとされる[1]。原典という一つの確定した物語を再現することよりも、Keeperと卓が「自分たちの物語」を組み立てるための材料を提供することに重心が置かれているとうかがえる。

この記事について、当サイトで確認できなかったこと

引用元のTTRPG Insider記事自体に、確認しておくべき内訳がある。同記事の副題は舞台を「マサチューセッツ州の港町」と表記する一方、本文では「ペンシルベニア州の町」という記述も見られ、記事内で矛盾している[1]。インスマスは原典において一貫してマサチューセッツ州の港町として描かれており、この点は「ペンシルベニア」側の記述が記事側の誤りと判断してよい。また同記事は原典の発表年を「1931年」としているが、「インスマスの影」は1931年に執筆され、実際に発表されたのは1936年(私家版)である。当サイトの記述では、発表年についてはこの1936年を採用する。取材内容自体(メイソン氏の発言)の信頼性とは別に、記事の周辺情報には誤りが含まれている可能性があることを踏まえて読んでほしい。

神話の三層で考えると

当サイトは、原典・ダーレス系拡張・TRPG設定という三層で神話を整理している(原典/ダーレス系拡張/TRPG設定——三層で読み解くクトゥルフ神話)。『Innsmouth』が興味深いのは、TRPG側が原典の「事実」そのものを固定せず、解釈の幅として扱っている点だ。通常この三層は「原典で確定した事実」「後続作家が付け加えた設定」「TRPGが体系化したルール」という順に積み重なっていくものとして描いてきたが、本作はその一番下にあるはずの「原典の事実」自体を、Keeperの選択に委ねる解釈対象として扱っている。原典を絶対視せず、遊ぶための素材として開いていく姿勢は、TRPGというメディアが原典とどう距離を取ってきたかを考える上で示唆的である。

追記:2026年9月、Roll20版とFoundry VTT版が配信開始

Chaosium公式ブログは2026年9月11日付(Michael O’Brien)で、『Call of Cthulhu: Innsmouth』のRoll20版と、姉妹編『Call of Cthulhu: Arkham』のFoundry VTT版の配信開始を告知した。価格はどちらも29.99ドルである[5]。

Roll20版『Innsmouth』は三つの構成物からなる。「Innsmouth Compendium」に100名を超えるNPC、100か所を超えるロケーション、新しいアイテムと魔導書。「Innsmouth Addon」に70ページを超えるシーン、20点以上のマップ、参照用の付録、プレイヤーに公開するハンドアウトとアート、ランダム表。「Innsmouth Token Pack」に200点以上のトークン[5]。マップにはKeeper専用レイヤーの情報が仕込まれ、ダイナミックライティングにも対応する(この機能の利用にはRoll20のPlus/Pro契約が必要と明記されている)[5]。

同時に配信が始まったFoundry VTT版『Arkham』は、9つの地区にまたがる290か所のロケーション、市街・郊外・建物の25点以上のマップ、それぞれ独自の秘密を持つ80名超のNPCを収録し、アーカムの探索者向けの新ルールと技能を追加する[5]。「Arkham Addon」には人名・アーカムの噂話・ロケーション・天候を振るランダム表が収められている[5]。『Arkham』のRoll20版は今回より前から配信されており、こちらも29.99ドルと記載されている[5]。なお『Arkham』は日本語版『クトゥルフ神話TRPG アーカムのすべて 完全版』としても刊行されている。

中編一編の町が、100か所のロケーションになるまで

ここで数字を並べてみたい。原典「インスマスの影」は約26,700語の中編一編である(当サイトの作品記事が公式アーカイブ本文を機械集計した値。今回あらためて同じ本文を取得して数え直したところ、数字表記を除く語数で26,851語となり、同じ水準であることを確認した)[6]。その一編で固有名を与えられる町の場所は、ギルマン・ハウスの建つ広場、マニューゼット川を挟んだマーシュ精錬所、ニュー・チャーチ・グリーンに建つダゴン秘密教団の建物、メイン・ストリート沿いに見捨てられたジョージ王朝様式の教会群、川の北側に連なる波止場の掘っ立て小屋、ワシントン通り、そして沖合の悪魔の岩礁——語り手が一昼夜で歩き、そして逃げ抜けた範囲におおむね収まる(原典側の描写はインスマスの記事に整理してある)。

Roll20版が収録するのは、100か所を超えるロケーションと200点を超えるトークンである[5]。ロケーションの「100か所以上」という規模自体は印刷版の製品ページにも記載があり[2]、VTT化にあたって新たに膨らんだ数字ではない。ラヴクラフトが中編一編で断片的に示した町が、まず272ページの書籍になり、今度はクリックして開けるロケーション、視線を遮る壁を持つマップ、名前を与えられたトークンとして、卓の上で操作できるデータに変換された、という道筋になる。

「信頼できない語り手」と、あらかじめ配置されたトークン

この変換は、本記事の前半で扱った設計思想と正面からぶつかるわけではないが、手触りの違いを生む。マイク・メイソン氏が語ったのは、原典の出来事を「全部起きた」「一部だけ起きた」「語り手の妄想だった」のいずれとして扱うかをKeeperが選べる、という開かれた設計だった[1]。一方でダイナミックライティングは、どこに壁があり、どの位置から何が見えるかを事前に確定しておかなければ動かない。ロケーションもトークンも、卓が開く前から数えられる形で用意されている。

解釈を宙づりにしたまま渡された本を、操作できるデータへ移すと、「決めておかないと動かない部分」が必ず残る。町の地形、建物の間取り、そこに立つ人物の姿は、Keeperが原典をどう裁定するかにかかわらず、Roll20の画面上では先に形を持っている。原典の曖昧さを支えていたのは、語り手の一人称という視点の狭さでもあった。俯瞰できるマップは、その狭さを構造的に取り払う。ここで動いているのは設計思想の後退ではなく、媒体の制約である。Keeperが「起きなかったこと」にできるのは出来事の側であって、盤上に置かれた町そのものではない。

三層のさらに内側にある変換

当サイトの三層で言えば、今回の配信は第3層(TRPG)の内部で起きた変換にあたる。原典が第1層、それを解釈した『Innsmouth』が第3層、そのVTT版はさらにその内側にある。「インスマスに100か所以上のロケーションがある」という記述は、原典のインスマスについての事実ではなく、Chaosiumが編んだインスマスについての事実であり、Roll20版はそれをさらに操作できる形式へ移したものである。町の姿を確かめたいときに、どの層の記述を見ているのかを取り違えないでほしい。

VTT版について、当サイトで確認できなかったこと

  • 日本語への対応。今回の告知に記載がなく、当サイトでは確認していない。
  • NPCの員数。印刷版の製品ページは「80名を超える登場人物・遭遇のプロフィール」と記載し[2]、Roll20版の「Innsmouth Compendium」の説明は「100+ NPCs」と記載している[5]。増補されたのか、数え方が違うのか、告知の文面からは判断できない。
  • 「Innsmouth Compendium」の説明文にある地名。同項は「rules for creating investigators and playing in Arkham」と、インスマスの製品でありながらアーカムを挙げている[5]。同じ告知の『Arkham』側の本文にも「And now it is available on Roll20 VTT!」と、見出しのFoundry VTTと食い違う一文がある[5]。いずれも告知ページ側の書き誤りと見られるが、Chaosiumによる訂正は当サイトでは確認していない。
  • Roll20およびFoundry VTTのストアページの記載。今回はChaosium公式ブログの記述のみを典拠としており、各プラットフォーム側のページは確認していない。
  • 配信後の評価。発売直後のため、実際にVTTで運用した際の使い勝手についての情報は得ていない。

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出典

  • [1] “Returning to the Sea: A Deep Dive into Call of Cthulhu’s Innsmouth”、2026年8月28日、Christopher Hutton。Chaosiumクリエイティブディレクターのマイク・メイソン氏へのインタビューとして、『Call of Cthulhu: Innsmouth』がサンドボックス型のリソース集であり2024年発行『Arkham』の続編にあたること、「インスマスの影」の語り手を信頼できない語り手として扱ってよいという設計方針、深きものどもに敵対以外の解釈を許していること、物語のフックが柔軟に設計されていることが記載されている。同記事には舞台州の表記(マサチューセッツ/ペンシルベニア)の不一致や、原典発表年についての記述など、記事側の誤りと見られる箇所がある — TTRPG Insider, ttrpginsider.news ↩
  • [2] Call of Cthulhu: Innsmouth 製品ページ。2026年7月22日発売、フルカラーハードカバー272ページ、ISBN 978-1-56882-585-4、著者(Mike Mason・Sean Branney・Andrew Leman・Kevin Ross・Keith Herber)、「Arkham Unveiled」シリーズの一冊であること、町とその周辺100か所以上の解説・プレイヤー用/Keeper用street map・主要建物の見取り図・80名超の人物プロフィールを収録すること、舞台が19世紀に栄えたマサチューセッツ沿岸の港町であること、船長オベド・マーシュへの言及、深きものどもとダゴン秘密教団について「まったく新しい、恐ろしい側面」を伴う設定が収録されていることが明記されている — Chaosium公式, chaosium.com ↩
  • [3] “AMA coming – Call of Cthulhu: Innsmouth!”、2026年6月21日、Michael O’Brien。マイク・メイソン氏が「Call of Cthulhuクリエイティブディレクター、かつInnsmouthの主筆(principal author)」であることが明記されている — Chaosium公式, chaosium.com ↩
  • [4] Keith Herber氏が、Chaosium向けに『Arkham Unveiled』(1990年)・『Return to Dunwich』(1991年)・『Kingsport』(1991年)・『Escape from Innsmouth』(1992年)という「Lovecraft Country」シリーズの執筆を手がけたことが記載されている — Mike Mason, “A tribute to Arkham Unveiled’s Keith Herber on the 15th anniversary of his passing”, Chaosium公式, chaosium.com ↩
  • [5] “Out on VTT! Call of Cthulhu: Innsmouth on Roll20; Arkham on Foundry VTT”、2026年9月11日、Michael O’Brien。2026年9月12日に当サイトで取得・確認。『Call of Cthulhu: Innsmouth』のRoll20版が29.99ドルで配信開始され、「Innsmouth Compendium」(100+ NPCs、100+ locations、新アイテムと魔導書)、「Innsmouth Addon」(70+ pages of scenes、20+ maps、付録・ハンドアウト・アート・ランダム表)、「Innsmouth Token Pack」(200+ tokens)で構成されること、マップがGMレイヤー情報とダイナミックライティング(Plus/Pro契約が必要)に対応することが記載されている。あわせて『Call of Cthulhu: Arkham』のFoundry VTT版が29.99ドルで配信開始され、9地区290ロケーション、25+ maps、80名超のNPC、新ルールと技能、「Arkham Addon」のランダム表(人名・噂話・ロケーション・天候)を収録すること、『Arkham』のRoll20版が既に29.99ドルで配信済みであることも記載されている。同ページには「Innsmouth Compendium」の説明文中の「playing in Arkham」、『Arkham』本文中の「available on Roll20 VTT」という、他製品からの取り違えと見られる記述が含まれる — Chaosium公式, chaosium.com ↩
  • [6] 「インスマスの影」本文。原典の分量(約26,700語)は当サイトの作品記事インスマスの影が公式アーカイブ本文を機械集計した値。本記事の加筆にあたり2026年9月12日に同じ本文を再取得し、数字表記を除く語数として26,851語を得て、同じ水準であることを確認した — H. P. Lovecraft, “The Shadow over Innsmouth”(1931年執筆/1936年発表), The H. P. Lovecraft Archive, hplovecraft.com ↩

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