概要
ボーナスダイス・ペナルティダイスは、技能ロールにおいて状況が探索者に有利、あるいは不利なときに、通常の判定に追加してもう1つ「十の位」のダイスを振る仕組みである。与えるかどうかを決めるのはキーパーで、判定の難易度を1段引き上げるのと似た働きをする。難易度の引き上げの代わりに使うことも、併用することもできるが、通常は主に対抗ロールで用いられる[1]。
具体的なルール
通常の百分率ロールは「十の位」1個・「一の位」1個の2つのダイスで行うが、ボーナスダイスが適用される場合は「十の位」のダイスをもう1つ追加で振り、2つの「十の位」のうち、より良い(数値の低い)方を採用する。ペナルティダイスの場合は逆に、より悪い(数値の高い)方を採用する[2]。
1回の判定に同種のダイスが2個重なる場面もある。公式クイックスタート・ルールのファイティング・マニューバ(組み付きや武器落としなど)では、仕掛ける側のビルド(体格)が相手より小さいと、差1点につきペナルティダイス1個が、最大2個まで課される[3]。この場合は「十の位」を3つ振り、もっとも悪い(高い)ものを採用することになる。
相殺のルール
ボーナスダイス1個とペナルティダイス1個は互いに打ち消し合う[1]。たとえば「有利な条件がありボーナスダイス1個」「同時に不利な条件もありペナルティダイス1個」という状況が重なった場合、両者は相殺され、通常のロール(十の位1個・一の位1個)に戻る。
よくある誤解
Q. ボーナスダイスは技能値そのものを上げるのですか?
A. いいえ。技能値(判定の基準となる数値)自体は変化しない。あくまで「十の位」のダイスをもう1つ振り、そのうち都合の良い方を採用することで、結果的に成功しやすく(または失敗しやすく)なる、出目そのものへの補正である。
出典
- [1] 状況によってキーパーはボーナス・ダイスまたはペナルティ・ダイスを与えることがある。ボーナス・ダイス1個とペナルティ・ダイス1個は相殺される。これらは難易度を引き上げるのと似た働きをし、難易度の引き上げの代わりにも併用にも使えるが、通常は主に対抗ロールで用いられる — Chaosium『Call of Cthulhu 7th Edition Quick-Start Rules』(CHA23131) p.11「Bonus and Penalty Dice」, 公式無料PDF(2026年8月26日確認) ↩
- [2] ボーナス・ダイスは通常の百分率ダイスに「十の位」のダイスをもう1個加えて振り、良いほう(低いほう)の十の位を採用する。ペナルティ・ダイスは悪いほう(高いほう)の十の位を採用する — 同書 p.11, 公式無料PDF(2026年8月26日確認) ↩
- [3] ファイティング・マニューバでは、仕掛ける側のビルド(体格)が相手より小さい場合、差1点につきペナルティ・ダイス1個が、最大2個まで課される — 同書 p.13「Fighting Maneuvers」, 公式無料PDF(2026年8月26日確認) ↩
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