ENTITY CATALOGUE
クトゥルフ神話の外なる神・旧支配者・先住種族など“人ならざるもの”を体系化。性質/権能/関係性/主要登場作を一覧で参照できます。
判定基準 — ラヴクラフト生前(〜1937年)に発表された作品群
ラヴクラフト本人に加え、クラーク・アシュトン・スミスら生前から親交のあった作家たちが、本人の了承のもとで書き加えた神話です。分類の基準は「ラヴクラフトの死(1937年)より前か後か」です。 (ラヴクラフトの生涯と創作活動)

宇宙の中心で太鼓とフルートの音に合わせて蠢く、盲目にして白痴の魔王。名を口にすることすら憚られる、根源的混沌の体現。
詳しく見る →
地底の深淵で無限の糸を紡ぎ、世界を繋ぐ蜘蛛の姿をした旧支配者。
詳しく見る →
異星の都カロードに祀られる「分と周期の神」。時間律を犯した神官には、鎖と業火による永劫の断罪を下す。
詳しく見る →
地底の深淵に潜む「不浄の源泉」。絶え間なく不気味な落とし子を生み出す粘液の池。
詳しく見る →
ヌグと対をなす双子の一柱。ラヴクラフト自身の原文には姿も性別も描かれず、書簡上の系譜設定だけが先行して広まった、成立の経緯自体が特異な神格。
詳しく見る →
「蛇の祖神」。インディアンの伝承に現れる、親しみやすさと冷酷さを併せ持つ蛇の父親。
詳しく見る →
時間を越えて精神を転移させる、巨大な円錐形の肉体を占有した宇宙最古の知的精神体。
詳しく見る →
地球上のすべての生命の原型とされる「自存の源泉」。地底に横たわる原形質の海。
詳しく見る →
ジンの穴蔵に棲む、光の下では生きられない獣。カンガルーのように跳躍し、鼻も額も持たない醜悪な顔で知られる。
詳しく見る →
目撃した者を意識ある死のまま石化させる、ムー大陸に封じられた恐怖の神。クトゥルフとの血縁は後世の創作。
詳しく見る →
南太平洋の海底都市ルルイエに幽閉され、星辰が正しき位置に至る日を待ちながら眠り続ける旧支配者。
詳しく見る →
クトゥルフに連なる、タコに似た姿をした陸生の眷属種族。単一の神格ではなく集合的なカテゴリで、原典より後世のTRPG設定の方が造形が詳細。
詳しく見る →
夢の国の地底に追放された、体毛に覆われた巨躯の種族。縦に開く牙だらけの口を持ち、声を持たず表情で会話する。
詳しく見る →
孤島の都バル=サゴスの最高神。影の神殿に鎮座する破壊不能の巨像として君臨し、血の供犠を受け続けた闇の神。
詳しく見る →
「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」と呼ばれる豊穣の女神格。姿を見せず、呪文の中の呼びかけとしてのみ気配を示す。
詳しく見る →
古のものが労働用に開発した、無定形の原形質生命体。模倣能力と巨大な怪力を持つ。
詳しく見る →
夢の国の「魔法の森」に棲む、小柄で臆病な茶色い森の民。多くの秘密を知るが、猫を恐れる。
詳しく見る →
クラーク・アシュトン・スミス「アフォーゴモンの鎖」に登場する「潜みし混沌」。時の神アフォーゴモンと敵対する、秩序を乱す原初の混沌。
詳しく見る →
深きものどもの首魁とされる海神。原典ではクトゥルフとの関係が明言されないまま、後世の設定によって従者・眷属として体系化された。
詳しく見る →
山奥の石像として眠る、ゾウに似た不気味な吸血巨神。時間とともに目覚める悪夢。
詳しく見る →
黒暗のクン=ヤンやサイカノーシュに住まう、怠惰なる蛙形の旧支配者。
詳しく見る →
時間の「角(角度)」から侵入する、鋭角の接点を通じて標的を追尾する次元の捕食者。
詳しく見る →
無数の姿で自ら人類の前に現れる「這い寄る混沌」。アザトースの代行者にして、唯一意志を持つ外なる神。
詳しく見る →
「暗黒に住まうもの」「あるべからざるもの」。旧きものたちの同胞とされ、鉄の円盤の下に潜み、黒く脈打つ不定形の塊として顕現する。
詳しく見る →
イェブと対をなす双子の外なる神。ラヴクラフトの書簡ではヨグ=ソトースとシュブ=ニグラスの間に生まれた「名もなき子」として、親しみを込めて語ら…
詳しく見る →
「博物館の恐怖」で狂気の蝋人形師ロジャーズが呪詛の中で呼ぶ、アザトースに連なる一対の存在。
詳しく見る →
深淵の大公。夢の国の深淵を支配し、時に人間の探求者を助ける古代の神々の一柱。
詳しく見る →
単一の作者ではなく、ビアス・チェンバース・ラヴクラフト・ダーレスら複数の作家の手を幾重にも経て積み重ねられてきた神格。
詳しく見る →
星間宇宙を飛翔する、翼ある混成生物。儀式によって召喚され、魔術師の乗騎となる奉仕種族。
詳しく見る →
「魔女の家の夢」に登場する、魔女キージア・メイスンの使い魔。
詳しく見る →
「大いなる水蜥蜴」。イブの古代種族から崇拝され、彼らを滅ぼしたサarnathの街に復讐した神。
詳しく見る →
冥王星ユゴスより飛来した、甲殻類と菌類のハイブリッドのような星間飛行種族。
詳しく見る →
遠未来大陸ゾティークの都ズル=バ=サイルを統べる屍食の神。死者のみを請求し生者に関知しない「公正な神」という、神話群でも異色の倫理を持つ。
詳しく見る →
あらゆる時間と空間に同時に遍在する「門にして鍵」。禁断の知識と境界侵犯を象徴する、外なる神々の中でも最強格の存在。
詳しく見る →
ユゴスより到来し北極の廃都に眠っていた両生の神。蝋人形館の奥に持ち帰られ、「像か実在か」の境界そのものを恐怖に変えた。
詳しく見る →
巨大な氷山ユイキルスに乗って南下し、行く手のすべてを死の寒冷で凍らせる、白く肥大した蟲の姿の旧支配者。
詳しく見る →
クラーク・アシュトン・スミス『ヴルトゥーム』(Weird Tales 1935年9月号)に登場する、火星の地下都市ラヴォルモスに座す神格ヴル…
詳しく見る →
太古の地球に飛来し、高度な科学と都市文明を築いた、樽状の胴体と星形の頭部を持つ超生命体。
詳しく見る →
アザトースの直下に置かれた始原の存在。ラヴクラフトが自らの「血統」を茶化した1933年の私信の中にのみ名を残す、物語本文にはほぼ現れない神格…
詳しく見る →
夢の国の深淵に生息する、顔のない黒く滑らかな飛行生物。ノーデンスを主と仰ぐ。
詳しく見る →
「インスマスの影」で確立された、父なるダゴンと対をなす深きものどもの女神。
詳しく見る →半人半魚の姿で海底都市に住む知的種族。父なるダゴン・母なるヒュドラを奉じ、人類との交配によって血統を海へ引き戻す。
詳しく見る →ロバート・E・ハワードがキング・カル物語のために創造した、蛇の頭部を持つ人型種族。
詳しく見る →
アザトースの3子の一柱として、ラヴクラフトの私信にのみ名を残す始原存在。シュブ=ニグラスの親(先祖)とされる。
詳しく見る →
地下墓地や犬に似た顔を持つ人型生物。現実と夢の国の地下を往来する。
詳しく見る →判定基準 — ラヴクラフト没後、後続の小説家たちが拡張した設定
ラヴクラフトの死後、オーガスト・ダーレスがアーカム・ハウスを興して作品を保存・体系化し、リン・カーターやラムジー・キャンベルらが自らの創作として神話を書き継ぎました。原典には登場しません。 (オーガスト・ダーレスとアーカム・ハウス)

頭部を持たず、両掌に濡れた赤い口を持つ旧支配者。名を知り姿を目にした者を狂気と堕落へ誘う、接触感染的な恐怖の体現。
詳しく見る →
リン・カーターが「ゾス神話群」で創造した「魔王三神」の第二子。ラヴクラフト作品には一度も登場しない、完全な後世創作の神格。
詳しく見る →
極北の荒野を彷徨う「風に乗りて歩むもの」。氷点下の狂気と孤独を司る冬の巨神。
詳しく見る →
クトゥルフの配偶神とされる「強大なる母」。ラヴクラフト自身の原典には登場せず、リン・カーターのゾス神話群によって創造された存在。
詳しく見る →
1970年代にウォルター・C・デビル・ジュニアが創造した「夢見る魔女」。
詳しく見る →
「忍耐強きもの」「暗黒のもの」と呼ばれる、蝙蝠に似た黒い翼と無数の触手を持つ外なる神。バグ=シャッシュと縁戚関係にあるとされる。
詳しく見る →
クラーク・アシュトン・スミスが創造した、触れたものすべてを瞬時に塵と化す破壊の精霊。異名は「塵埃を踏み歩くもの」。
詳しく見る →
クトゥルフと瓜二つの姿を持つとされる、その双子の兄弟にして「旧神」の長。暴力を振るえないとされる、数少ない慈悲深いマイソス存在。
詳しく見る →
クトゥルフの「秘密の種」。原典に外見描写はなく、後年のファン創作を経て翼ある頭足類として定着した、再生と秘匿を司る旧支配者。
詳しく見る →
フォーマルハウトに幽閉された、生ける炎の巨神。あらゆる物質を焼き尽くす純粋な破壊の力。
詳しく見る →
地中深くに生息する、イカに似た触手を持つ巨大な蠕虫状の生命体。強力な地殻変動を引き起こす。
詳しく見る →
隕石とともに飛来し、イングランドの湖底に潜む棘だらけの旧支配者。犠牲者を金属の棘で貫き、意識を保ったまま従属するゾンビと化す。
詳しく見る →
ラムジー・キャンベルが「The Tugging」で創造した、球体状の姿で宇宙を漂う破滅の歌い手。
詳しく見る →
アルクトゥルスから飛来したとされる、盟友ロイガーと共に「双子の醜悪」と呼ばれる旧支配者。
詳しく見る →
地下深部を掘り進む巨大な頭足類状の怪物。クトーニアンたちの至高の長。
詳しく見る →
クトゥルフ神話に登場する旧支配者ゾス=オムモグを解説。リン・カーターの「ゾス神話群」で創造された、クトゥルフの第三子とされポナペ島沖の海底に…
詳しく見る →
幾何学的な形状と金属質の部品が絶えず組み替わる姿を持つ外なる神。その真の姿を目にした者は現実の裏側を知り、正気を失う。
詳しく見る →
無数の目と口に覆われた黒く粘つく塊。死者に口づけて蘇生させ、その肉体を支配する。
詳しく見る →
ヘンリー・カットナーが短編「ヒュドラ」で創造した、無数の生首が浮かぶ灰色の海。「インスマスの影」の母なるヒュドラとは無関係な同名の別存在。
詳しく見る →
ウォルター・C・デビル・ジュニアが創造した「ムランドス・サイクル」の二柱の至高神。
詳しく見る →
盟友ザーと共に「双子の醜悪」と呼ばれる、無数の触手を持つ巨大な有翼の旧支配者。強風を操るとされる。
詳しく見る →肉眼では知覚できない次元から人間の魂を狩る、クラーク・アシュトン・スミス創造の捕食種族。彫刻や像に憑依・具現化する。
詳しく見る →判定基準 — TRPG『クトゥルフの呼び声』(1981年〜)以降のゲーム的再構成
テーブルトークRPG『クトゥルフの呼び声』とそのサプリメントで、ゲーム会社の制作チームが設定したものです。小説家個人の創作とは成り立ちが異なります。 (クトゥルフ神話TRPGの刊行史)